健康診断の概要説明

健康診断のイメージ写真
  • 当クリニックでは、特定健診や企業(雇入)健診など、各種健診を行っています。
  • 健診を希望される方は、オンライン予約または電話での予約をしていただき、予約日時に当クリニックまでお越しください。
  • 健康診断の結果用紙は、最短で翌診療日の16時以降にお渡しいたします。追加のオプション検査をご希望の場合、結果用紙のお渡しは2~8日後になります。
  • 結果を郵送でお受け取りいただくことも可能ですが、その際には別途440円のレターパック代がかかります。また所定の用紙をお持ちの方は、ご来院時にご持参ください。
  • 当クリニックは、インボイス制度には対応しておりません。発行する領収書・請求書はインボイスではありませんので、あらかじめご了承ください。

「雇用時健康診断」の健診項目について

  • 既往症、業務歴の調査
  • 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
  • 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
  • 胸部X線検査
  • 血圧の測定
  • 貧血検査(血色素量、赤血球数)
  • 肝機能検査(ALT、AST、γ-GT)
  • 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
  • 血糖検査(空腹時血糖)
  • 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無の検査)
  • 心電図検査

「企業の定期健康診断」の健診項目について

  • 既往症、業務歴の調査
  • 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
  • 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
  • 胸部X線検査、および喀痰検査
  • 血圧の測定
  • 貧血検査(血色素量、赤血球数)
  • 肝機能検査(ALT、AST、γ-GT)
  • 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
  • 血糖検査(空腹時血糖)
  • 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無の検査)
  • 心電図検査

身長・腹囲、胸部X線、喀痰、貧血、肝機能、血中脂質、血糖、心電図の各検査については、医師が必要でないと認めた場合には、省略することが出来ます。

健康診断の価格について

当クリニックの健康診断は8,400円(税込)になります。ただし、血液検査と心電図検査のない法定健診Aは7,400円(税込)になります。
また医師による結果説明外来(要予約)は2,600円(税込)になります。

オプション検査の価格について

追加でのオプション検査も可能です。以下に示す別途料金がかかります(税込)。

腫瘍マーカー

CEA(胃がん、大腸がんなど) 2,200円
CA19-9(膵臓がんなど) 2,200円
AFP(肝臓がんなど) 2,200円
CA125(卵巣がんなど) 2,200円
PSA(前立腺がん) 2,200円

抗体検査

麻疹(EIA IgG法) 3,300円
風疹(EIA IgG法) 3,300円
ムンプス(EIA IgG法) 3,300円
水痘 (EIA IgG法) 3,300円
B型肝炎(HBs抗体、HBs抗原) 3,300円
C型肝炎(HCV抗体) 3,300円
ピロリ抗体検査 3,300円

感染症

梅毒(TP・STS定性) 4,400円
エイズ(HIV) 4,400円
クラミジア(尿またはうがい液) 4,400円
淋菌(尿またはうがい液) 4,400円

その他のオプション検査

※甲状腺セットは、金曜午前には実施していません。

糖尿病検査(HbA1c) 2,200円
甲状腺ホルモン検査(TSH、FT3、FT4) 5,500円
甲状腺セット(甲状腺エコーと甲状腺ホルモン) 9,900円
リウマチ検査(抗CCP抗体) 3,300円
心臓病検査(NT-proBNP) 3,300円
アレルギー検査(VIEW39) 7,700円
便潜血検査(1回法) 1,100円
便潜血検査(2回法) 2,200円
血液型(ABO型、Rh型) 2,200円
色覚検査 1,100円
指定用紙への記載(1枚につき) 1,100円

健康診断とは

病気には、風邪やインフルエンザ、急性胃炎などのように痛みや不快感などの症状がすぐに現れるものがある一方、糖尿病や高血圧症などのように、ある程度進行するまで目立った症状を感じないものもあります。こうした生活習慣病は、自覚症状が現れた段階では完治が難しくなっていることが多く、心臓病や脳卒中などの重大な合併症を引き起こすリスクも高くなります。健康診断は、こうした生活習慣病を早期に発見する良い機会となりますので、定期的に健康診断を受診してご自身の健康状態をチェックすることが大切です。

特定健診(特定健康診査)について

各地方自治体では、国民健康保険に加入している40歳から74歳の方を対象に、生活習慣病予防を目的とした特定健康診査を実施しています。様々な検査項目から健康状態をチェックし、心臓病や脳卒中、糖尿病などのリスクが高まっていないか調べます。また、特定健康診査の結果により、生活習慣病の発症のリスクがある場合は、特定保健指導を行います。詳細については、お住まいの市区町村にご確認ください。

企業(雇用)健診について

事業者は労働者を雇用するときに、雇入れ時健康診断を受けさせることになっています。また入職後も、年に1回(深夜業や坑内労働などの特定業務従事者は年2回)以上、定期的に健康診断を行わなければなりません。当クリニックでは、雇入れ時健診や定期健診を行っていますので、ご希望される方はオンライン予約または電話での予約をしていただき、予約日時に当クリニックまでお越しください。

健康診断で異常を指摘された方へ

健康診断で異常を指摘された方へのイメージ写真

健康診断で異常が見つかりやすい項目について、わかりやすく項目別にご説明しています。健康診断や人間ドックの結果を見てもよくわからない場合は、ぜひご参考になさってください。
また、当クリニックの健康診断では、ご希望の方に医師による結果説明も行っております。気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

血糖値が高いと言われた方へ

空腹時血糖値が126 mg/dL以上、または食後血糖値が200 mg/dL以上の場合、糖尿病が強く疑われます。このような場合、糖尿病の指標であるHbA1cが6.5%以上、または健康診断と同様の血糖値が確認されれば、糖尿病と診断されます。
当クリニックでは、血糖迅速検査機器を導入しており、採血から15~20分ほどで結果をお渡しできます。また、医師は全員糖尿病専門医ですので、安心してご相談ください。
なお、糖尿病について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

コレステロール・中性脂肪が高いと言われた方へ

LDLコレステロールが140 mg/dL以上、HDLコレステロールが40 mg/dL未満、中性脂肪(トリグリセライド)が150 mg/dL以上のいずれかに該当すると、脂質異常症と診断されます。
この状態を放置すると、心筋梗塞や脳卒中などの動脈硬化性疾患のリスクが高まります。また、脂質異常症は、甲状腺ホルモンなどの内分泌疾患が原因となる場合もあります。脂質異常症でお悩みの方は、内分泌代謝科専門医が在籍する当クリニックへぜひご相談ください。
なお、脂質異常症について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

血圧が高いと言われた方へ

健康診断で収縮期血圧(最高血圧)が140 mmHg以上、または拡張期血圧(最低血圧)が90 mmHg以上の場合、高血圧症が強く疑われます。高血圧症が疑われた際には、まず自宅で血圧を測定することをお勧めします。自宅で測定した収縮期血圧が135 mmHg以上、または拡張期血圧が85 mmHg以上の状態が続くと、高血圧症と診断されます。
高血圧症を長期間放置すると、心筋梗塞や脳卒中など、動脈硬化に関連する病気のリスクが高まります。また、高血圧の原因として、原発性アルドステロン症などの内分泌疾患が隠れていることもあります。高血圧症でお悩みの方は、内分泌代謝科専門医が在籍する当クリニックへぜひご相談ください。
なお、高血圧症について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

尿酸値が高いと言われた方へ

血液中の尿酸値が7.0 mg/dLを超えると高尿酸血症と診断されます。
高尿酸血症は多くの場合、自覚症状がありませんが、放置すると尿酸が結晶化して関節に蓄積し、激しい痛みを伴う痛風発作を引き起こすことがあります。また、腎臓にも悪影響を及ぼし、尿路結石や腎機能低下の原因となることもあります。さらに、高尿酸血症は高血圧症や心臓病など、他の生活習慣病のリスクを高めることが知られています。そのため、尿酸値はガイドラインに沿って適切にコントロールしていくことが重要です。高尿酸血症でお悩みの方は、ぜひ当クリニックへご相談ください。
なお、高尿酸血症について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

体重が多いと言われた方へ

BMI(体格指数)が25 kg/m²以上の場合は肥満に分類され、特に35 kg/m²以上になると高度肥満に分類されます。さらに、肥満に伴う健康障害(糖尿病や脂質異常症など)が1つ以上ある場合や、内臓脂肪の蓄積が認められる場合には、肥満症または高度肥満症と診断されます。
肥満症、特に高度肥満症を改善せずに放置すると、深刻な健康障害を引き起こす恐れがあります。肥満症の治療の基本は、食事療法です。当クリニックでは、第2・第4週の月曜午後に管理栄養士による栄養相談を実施しています。体重管理にお悩みの方は、ぜひ当クリニックへご相談ください。
なお、肥満および肥満症の治療について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

肝機能が悪いと言われた方へ

血液検査でAST・ALT・γ-GTなどの値が高い場合、肝機能障害が強く疑われます。
肝機能障害の原因には、アルコールの過剰摂取、肥満による代謝異常関連脂肪肝(MAFLD)、ウイルス感染、薬剤の影響などが挙げられます。肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、障害があっても自覚症状が現れにくい特徴があります。しかし、この状態を長期間放置すると、深刻な健康障害を引き起こす恐れがあります。健康診断で肝機能に異常を指摘された際には、ぜひお早めに当クリニックまでご相談ください。

腎機能が悪いと言われた方へ

血液検査でクレアチニン値が高く、eGFRが60未満の場合、慢性腎臓病などの腎臓疾患が強く疑われます。腎臓は肝臓と同様、「沈黙の臓器」とも呼ばれ、障害があっても自覚症状が現れにくいのが特徴です。健康診断で異常を指摘された際は、尿検査や追加の血液検査による精密な評価が必要となります。腎臓疾患は、治療の開始が遅れると腎機能の改善が難しくなるため、早めの受診が大切です。

尿蛋白陽性と言われた方へ

尿蛋白が陽性と診断された場合、糸球体腎炎などの腎臓疾患の可能性が考えられます。また、糖尿病、高血圧、膠原病といった全身の疾患が原因で、尿中に蛋白が出現することもあります。なお、短期間のストレスや激しい運動により一時的に陽性となるケースもありますが、持続する場合は精密検査が必要となります。ご不安な点がございましたら、早めに当クリニックまでご相談ください。

尿潜血陽性と言われた方へ

潜血が陽性と診断された場合、尿中に微量の血液が含まれていることを意味します。これは腎臓や尿路に何らかの異常がある可能性を示しており、腎炎、尿路結石、腎腫瘍などの疾患が考えられます。尿潜血が持続する場合は、より詳しい精密検査が必要となります。不安なことや気になる症状がある場合は、お早めに当クリニックまでご相談ください。